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第196回 CATAPILLA "Changes" |
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CATAPILLA - "Changes" |
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RARE度:★★★★★★★★★ |
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Member : |
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Graham Wilson(g), Ralph Rolinson(key), |
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Side (B) |
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1stアルバムは、八方破れで何が何だかわからないうちに一気に盛り上がり、気が付いたら汗びっしょりかいてぐったりしてしまうヘヴィー・プログレッシヴ・ロック希有の名作でしたが、ここで紹介するのはそれに続く 2ndアルバム。 とはいっても1stで大いに盛り上がったハード・ロック貴兄たちにとってこの2ndはお薦めした方が良いのか、しない方がいないのか非常に微妙な内容の作品です。 というのは1stと2ndとでは違うグループかと思うくらい内容が異なり、ヘヴィー・プログレッシヴな1stに対してこの2ndはアダルトでコンテンポラリーな雰囲気で、飲み会の2軒目に行く店でかかっていても違和感の ない、そんな夜に似合う曲がたっぷり収録されています。まさにその名の通り「Changes」。 1stでは思春期(というか繁殖期)の猫の喧嘩のような野生味溢れる声だったアンナ・ミーク(Anna Meek)もようやく発情期を終えて落ち着きを取り戻した感じで、そこにホール&オーツのマン・イーター級のアダルト なサックスがからみ付いてくると気分はすっかり「四十にして惑わず」。 A面2曲/B面2曲という大作構成もドラマティックでコンテンポラリーな(もういいですか)雰囲気に拍車をかけて おり、昔は夜中にたばこが切れてクルマで買いに行くときにカーステでこれをよく聴き ました。(どんな田舎だ・・) もしみなさんもこれをカーステで聴く機会があれば、是非夜に聴かれることをお薦めします。しかも夜の道でもあんまり人通り(というかクルマ通り)の少ないところがいいと思います。朝とか昼はまず似合わない、 そんなアルバムなのです。丁度「お月見」のシーズンでもある今の時期にピッタリの、怪しげな満月がよく似合うアルバムだと思います。 変形ジャケットとヴァーティゴ・レーベルということで幻の度合いも高く、プレミアムも相当なものですが、そのプレミアムに負けない堂々たる内容ですが、ジャケットの印象は内容とは少々異なっていますので、ジャケ買いには注意することをお薦めいたします。 (2005.09.20) |