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第139回 DEEP PURPLE "Machine Head" |
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DEEP PURPLE - "Machine Head" |
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RARE度:★ |
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Member : |
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John Lord(key), Ritchie Blackmoreo(g), Roger Glover(b), |
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Side (B) |
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紹介する側が恥ずかしくなってしまうどこの誰でも知っている超有名盤。 と思っていたのに実は最近ではディープ・パープルの名前も知らない ような人達もいたりしてびっくりすることも多いです。 「趣味は音楽」のような話になった時に必ず聞かれる『どんな音楽を 聴いているのか?』という質問に対しては、本当はイタリアのプログレや バスク音楽が好きであっても、和を重んじる日本人はそんなことをいう 勇気もなく、わかりやすく相手に伝えなければという配慮から、 『まあツェッペリンとかディープ・パープルとかそういうの』 (←そういうのっていうところが本当は濃いんですけどねえ)って 答えたのにも拘わらず、『ナニソレ?』なんて言われて、思いっきり のけぞってしまうことが最近ではそんなに珍しいことでもないみたいです。 そんなことはどうでもいいんですが、改めて聴いてみると本当にお手本の ようなレコードですね。曲も演奏ももう何もかもサイコー(カタカナ)。 ロックファンにしてみれば孫子・呉子の兵法書みたいな存在でしょうか。 私が初めて聴いたのは中学生くらいの頃だったのですが、当時はなんて やかましい音楽なんだろうって思いつつもやっぱり曲が親しみやすいのと、 レインボウよりもなんとなく名前に箔があるってことで、尊敬のまなざし で聴いていたような記憶があります。 A-1はもうギターをやる人は必ずコピーするというくらい有名ですが、 最近でもテレビ番組で時々かかったりカラオケボックスにも常備されて いたりで、あまりにもよく耳にするせいか逆に懐かしさも感じなくなって いたりします。そういう意味ではB-1に至ってはもう言語道断ですよね、 ホントに。(何が) 『過ぎたるは猶及ばざるが如し』という諺も ありますが、個人的にはB-3の『スペース・トラッキン』が一番好きです。 そんな古典的名作なので、出た当時からもう大絶賛されたに違いない、 と思うと実はそんなこともないみたいで、当時のミュージックライフ誌の 評価をみるとこんな風に書いてあるんです。 --- (ここら引用) --- 前作のファイアーボールに感じられた音の浅さ、幅の狭さは今回の このアルバムでは大分薄れたとはいえ、やはりドラムやベースに、 もう一歩深いものがほしい気がします。(中略) もう一発カラを破って欲しいグループです。 ---(ここまで)--- 思わず『おいおいおっさん、これマシンヘッドだぜ・・。』って感じの 評価でしょう? 今だったらこのライター、外を無事に歩くことも できないのでしょうが、当時はそんなもんだったんですね。しかも 5段階評価では3.5。ゴッホの絵かマシンヘッドかって感じでしょうか。 確かにジャケットもダサいからしょうがないのかもしれません・・。 (私も外を歩けない?) (2004.01.20) |