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第128回 UFO "UFO1" |
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UFO - "UFO1" |
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RARE度:★★★ |
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Member : |
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Mick Bolton(g), Pete Way(b), Andy Parker(ds), |
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Side (B) |
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ドイツ人ギタリストMichael Schenker(マイケルシェンカー)を輩出した ことで有名なハードロックグループです。 Michael Schenkerという人は海外では今一つ人気がないようですが、 知人曰く、『世界中で名古屋で一番人気があるんだわ。特にMSG(マイケル シェンカーグループ)は別格。名古屋に来た時は必ず追加公演しとる。 (←お、名古屋っぽい!)』とのこと。 エビフライ、ハイライト、兵藤ユキ、マイケルシェンカー。 どうでもいい話はさておき、ここで紹介するアルバムはUFOのデビュー アルバムで、まだMichael Schenkerは加入していません。(ガクッ) ギタリストはMick Boltonというよくわからない人(失礼)ですが、 驚くことにこのグループ、彼以外は全員当時20才未満!!20才未満で これだけの内容のものを残せるんですから、どこぞの国の音楽事情から くらべると雲泥の差がありますよね。そんな若さのせいか、サウンドは 全体的には勢いにまかせた感じのものに仕上がっています。 A-3に収録されているC'mon Everybody(カモン・エヴリバディ)が日本と ドイツでヒットしたため、ドイツのグループのような印象が強いですが 実際にはイギリスのグループです。このC'mon Everybodyもそうですが、 エディ・コクランの曲って、HUMBLE PIEのカバーでも知られているように、 なぜか多くのハードロックバンドがパクる、もといカバーしていますね。 原曲とは全然違うアレンジで迫力満点のハードロックになった、その A-3は、迫力満点とはいっても、切れ味の鋭い感じのハードロックではなく、 カリフォルニアのBLUE CHEERがデビューアルバムで演っていた Summertime Blues(こちらもエディ・コクランの曲ですね)のような 和太鼓系のノリのサウンドです。 柔らか歪み系ハードロックの真骨頂と いったところでしょうか。 Michael Schenker加入以降のメロディアスでキレのあるメタリックな サウンドはここでは全く不在で、Schenker加入以降とは同名異グループと 割りきった方が良いかもしれません。 特に後期の傑作アルバム『現象』(Phenomenon)あたりを聴いて、 そこから掘下げてこのアルバムまでたどりついた方は、折角たどりついた のに『なんかえらいモコモコしてるな。トレブル(こんな言い方はしない って、ふつう)を上げなきゃ聴けんな、こりゃ。』と感じるんじゃ ないでしょうか。 『ダッタ、ダッタ、プリイイイ』(私にはこう聴こえるんです。ドクター、 ドクター、プリーズのこと です、すみません)とか『ラ・バタン、ラ・ バタン』(フランス語じゃないっちゅうの。ロックボトムのことです。 再び、すみません)で燃えあがるタイプの人は近寄らない方が良いかも しれません。 後期のUFOを聴いて『いやいやメタリック過ぎてダメです。もっと クリームみたいな古い感じで迫力あるやつを..』という方にこそ お薦めしたい一枚です。 尚、UFOはこのメンツでもう一枚アルバムを出しており、そっちはアルバム 1枚で1時間という大変冗長的なジャーマンロック寄りのサウンドで、 1stよりも更に近寄りにくい作品になってしまいました。
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