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第17回
RENAISSANCE
"Ashes Are Burning"

RENAISSANCE - "Ashes Are Burning"
1973 UK SOVEREIGN SVNA 7261 (Progressive Rock)

RARE: ★★

Member : John Tout (key), Annie Haslam (vo), John Camp (b),
Terence Sullivan (ds)

Side (A)
1. Can You Understand
2. Let It Grow
3. On The Frontiere
Side (B)
1. Carpet Of The Sun
2. At The Harbour
3. Ashes Are Burning

かの愛すべき故KEITH RELF氏(元YARDBIRDS)がJIMMY PAGEと袂を分かって結成した伝説のグループRENAISSANCE。なんかこの名前の響きが良いではありませんか。

ここでご紹介する『燃ゆる灰』という邦題のつけられたこの作品は、実はKEITH RELFのグループとは全く血がつながっていない、といっても同名異グループではない大変ややこしい関係にあるANNIE HASLAMのグループのものです。
その第2期RENAISSANCEのアルバムの中でも個人的に最も気に入っているのがこのアルバムで、特にA−1の美しさといったらもう大変です。
まるで天空の彼方から宝石が降ってくるかのようなピアノのイントロから夢の如き間奏部分まで劇的に進行していく様は、聴く者全てに深い感動を与えてくれます。
B−3のタイトルナンバーもこれまた素晴らしく、アルバムのクライマックスを飾るのに相応しい出来です。

この第2期RENAISSANCEの作品にはオーケストラを大胆に取り入れたものが多いのですが、このアルバムはフォークっぽい(トラッド色はありません)牧歌的な作風が程よくブレンドされているので、プログレファンのみならずフィメールフォーク系の人達にも絶対お薦めできると思います。
このフォークっぽさをもう少し後退させた4TH『SCHEHERAZADE』も必聴の名作です。

形態としてはプログレッシヴロックという事になるのでしょうが、もっと一般にも広くアピールできるメジャーな音楽だと思います。